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ウォルマート韓国を買収、「新世界」が流通業界トップに

 大型ディスカウントストア(日本の大型スーパー)業界でシェア1位のEマート(新世界グループ)が、業界5位のウォルマート・コリアを買収する。これによって、新世界(シンセゲ)グループは売上規模でロッテグループを上回って流通業界トップの座に躍り出た。

 新世界は5月22日、米国系大型ディスカウントストアのウォルマート・コリアの持ち分すべてを8,250億ウォンで買収し、ウォルマートが国内に保有する16店舗をすべてEマートに転換すると発表した。

 Eマートは今回の買収で国内95店舗・中国7店舗など、102店舗の店舗網を持つことになり、大型ディスカウントストア業界で独走する基盤を確固たるものとした。

 これにより、最近イーランドグループに韓国法人を売却することにしたフランス系のカルフールに続き、世界1、2位の流通企業がすべて韓国市場から撤収することになった。

 業界筋によると、新世界流通グループの売上高は昨年末9兆3,822億ウォン。ロッテショッピングなどロッテ流通系列3社合計の9兆8,946億ウォンをわずかに下回ったが、今回のウォルマートの買収によって、新世界の売上高は10兆ウォンを超えることになり、ロッテを押さえ業界トップに浮上する。

 税引前売上高で見ると、新世界が9兆9,920億ウォン、光州新世界が3,080億ウォン、中国Eマートが800億ウォン、ウォルマートが8,840億ウォンなど、合わせて11兆3,640億ウォンに達する。

 これに対しロッテは百貨店が7兆9,000億ウォン、大型スーパーが3兆3,000億ウォンの11兆2,000億ウォンで、新世界を1,000億ウォン下回る。

 ロッテが韓国カルフールの買収に成功しなかったため、新世界の逆転劇が成功したことになる

 外資系としては、韓国企業との合弁形態で韓国人CEO(最高経営責任者)が経営しているイギリス系のテスコ(ホームプラス)と5店舗のみを運営する米国系のコストコだけが残る形となった。
 
 全世界約6,100店舗から323兆ウォンの売上を上げる世界1位の流通企業ウォルマートは、1998年にオランダ系大型ディスカウントストア・韓国マクロを買収して韓国に進出した。しかし、ウォルマート・コリアは昨年99億ウォンの赤字を出すなど、苦戦が続いていた。

(2006・5・23)
東アジア15億人市場のゲートウェイ 韓国は日本の有力な販売先
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