連合ニュースによると、韓国進出を狙う外資系大型金融資本の動きが活発になっている。
金融監督当局が7月12日に明らかにしたところによると、6月に国内銀行支店の設立認可を受けたゴールドマン・サックスが、間もなく支店を開き営業を開始する。同社韓国支店は、企業と機関を顧客とし外国為替、金利商品や関連派生商品営業を行う予定だ。 国内に支店を置く香港上海銀行(HSBC)も、当局の承認が下り次第数兆ウォンを投じ、現地法人化と小規模カード会社の買収などで大型化を図る方針だ。 このほかメリルリンチも銀行支店設立認可を金融監督当局に問い合わせるなど、国内銀行業に関心を示しているほか、モルガンスタンレーも昨年9月にモルガンスタンレー銀行ソウル支店を正式に開設した。
一方、外資系資産運用会社12社が進出している資産運用市場にも、続々と大型資本が進出している。
INGグループは既に先月、「ING資産運用会社」の設立に向け予備許可を申請した。JPモルガンも会社設立手続きと承認要件を問い合わせるなど、外資系金融グループ3〜4社が進出を計画していることが分かっている。 保険業界も例外ではなく、米大手のエースグループは5月に国内生命保険市場進出に向け現地法人設立認可を申請し、現在審査が進められている。
資産規模が100兆ウォンに達する米大手金融会社ジェンワース・ファイナンシャルはモーゲージ保険業で認可を受けるため金融監督当局と協議中だ。 このほか日系資本が主流だった消費者金融業でも、リスク管理能力と資金力を備えた外資が相次ぎ名乗りを上げている。スタンダードチャータード銀行(SCB)が先ごろソウル市に貸金業登録を済ませたのに続き、メリルリンチも間もなく営業を開始する予定だ。
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