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SSM(スーパー・スーパーマーケット)かSM(スーパーマーケット)か |
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大手企業がスーパーマーケット事業に相次いで進出し、各自異なる店舗規模戦略を駆使していて、この勝敗に関心が注がれている。
GSスーパーマーケットとロッテスーパーが「大型スーパーじゃなければ生き残れない」と400坪前後の大型店舗に焦点をしぼっているのに対し、ホームプラスは「スーパーマーケットの競争の核心は接近性」だとして200坪前後の中型店舗戦略を打ち出しているからだ。
業界先頭走者GSスーパーマーケットはSSMつまり300坪以上のスーパーマーケットに方向を決めた。GS関係者は「過去、主に地下にあった小型スーパーはディスカウントストアが出現してからほとんど姿を消したが、1階に位置していた大型スーパーはこれといった影響は受けなかった」と指摘、「大型スーパーじゃないと生き残れない」と語った。
またディスカウントストアの強みである「多様な商品陳列」とスーパーマーケットの強みである「接近性」を両方持つためには、大型スーパーマーケットの方が最善、だという主張だ。坪当たりの効率性も中小型よりは1.5倍程度高いという。
GSは今年13のSSMを全国各地域に出店する目標の下で、土地の確保に腐心している。
ロッテスーパーの場合、昨年買収したハンファストア25店舗のうち16店がSMだが、しかし今後出店する店舗はすべてSSMにする計画だ。
ロッテスーパー関係者は「品揃えを多様にできることがSSMにする一番大きい理由」だと述べ、「さらに規模対比売上げが高い点も重要な利用」だと語った。
ロッテは今年ソウルと首都圏で6店、中部以南で6店のSSMをだす予定だ。
ヒョンデ(現代)百貨店も最近、系列会社の韓国物流を通じて大型スーパーマーケットSSMへ進出する考えを示したことで、今後、大型スーパーマーケット出店競争が熱気を帯びる展望だ。
一方、ホームプラスは300坪以下のSMにこだわっている。ホームプラス関係者は「スーパーマーケットは狭い範囲の市場だから差別性が必要だが、SSMはディスカウントストアとの区分があいまいだ」「スーパーマーケットの最大の強みである接近性を生かすためには、流動人口が多いところに小型店舗を出すべきだ」と語った。
SSMのような大型売り場は流動人口が多いところに出すには問題が多いし、品揃えの点から見てもSMで十分だというわけだ。
ホームプラスを運営するサムソン・テスコは、スーパー事業に相当なノウハウを持つ専門企業なので、この大型対中型の戦いに業界の耳目が集まっている。
ホームプラスはディスカウントストアを出店できなかったソウル・首都圏地域に今年中に15のSMを集中的に出す予定だ。
流通業関係者は「大勢は大型スーパーマーケットに傾いているが、ホームプラスの場合、セルフ台などで高い効率を出しているので、ふたを開けないうちはどちらが優位か断言はできない」と語る。
スンシル(崇実)大経営学部アン・スンホ教授は「韓国の場合、スーパーマーケットチェーンがまだ発達してないので、SSMとSM両者ともに一定の市場は確保できるはず」と指摘する。(2005.4.21ファイナンシャルニュース記事から)
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(2005・4・22) |
東アジア15億人市場のゲートウェイ 韓国は日本の有力な販売先 |
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